一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.9.12)

   

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 
先日私はオーストリアのマリアツェルの聖母巡礼聖堂にその創立850周年を祝うために巡礼してきました。

 マリアツェルの聖母巡礼聖堂で何世紀にもわたって多くの人々から崇敬されてきた聖母像は、私たちに幼きイエスを示しています。それは今回の巡礼のテーマ「キリストに目を向ける」を大変的確に表しています。

 オーストリアは豊かなキリスト教文化に培われてきた国です。そして、特に今日その首都ウィーンは様々な国際機関の中心ともなっています。私はオーストリアの大統領や外交団との出会いの席上で、彼らの貴重な働きをカトリック教会はいつも支持し、さらに必要な援助を惜しまない旨を表明しました。

 また、キリスト教の伝統を土台として、世界の平和と発展のためにヨーロッパ統一の実現をますます進めていくよう激励もしました。

 聖シュテファン大聖堂でのミサでは、主日すなわち毎日曜日の宗教的かつ文化的な重要性を強調しました。

 ハイリゲンクロイツ修道院訪問では、修道生活と典礼の祈りの価値について話し、同時に神学と霊的生活の間を結び付ける切っても切れない堅い絆についても話しました。

 そして、この巡礼の終わりに、ボランティア協会の会員たちとの出会いを持ち、彼らの他者への寛大な奉仕精神に対する私の高い評価と感謝の気持ちを表しました。

 今回の訪問旅行の間、私は教会のヴァイタリティーを目の当たりにしました。今日のヨーロッパの教会は、今までになく強く「キリストに目を向けるよう」招かれています。キリストに目を向け、その福音に忠実に生きるなら、ヨーロッパの教会はキリストの福音への奉仕という使命を今日の世界においても十分に果たし、人類家族全体の発展のために大いに貢献することができるでしょう。

 

 

 

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