一般謁見・カテケーシス(要約)
(2007.10.31)

   

 
 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 
初代教会の偉大な信仰の教師たちについてのカテケーシスでは、ベルチェリの聖エウゼビオとミラノの聖アンブロジオに続き、今日は再び北イタリアの偉大な司教として、トリノの聖マクシムスについて考察しましょう。

 聖アンブロジオの死後1年、398年に私たちはトリノの聖マクシムスに出会います。それはヨーロッパが異民族の侵入期にあり大変な時代でした。そして当時のトリノは、地方から逃れてくる多くの難民たちがあふれ、社会問題が山積し、多くの困難な問題を抱えた都市でした。

 聖マクシムスについては、あまり知られていませんが、彼の多くの説教が今日まで伝えられ、その優れた司教として、賢明な牧者としての姿を髣髴とさせています。

 聖マクシムスはその説教の中で、キリスト教徒たちの社会的な責任をも強調しています。貧しい人々や疎外されている人々、当時街中にあふれていた難民や移民たちに愛の手を差し伸べ連帯する必要などを強く説きました。

 聖マクシムスは使徒時代の教会の例を引いて、キリスト者たちも市民の一人として社会に貢献するのは大切なことであると信者たちに教えました。当時の多くの司教たちと同じように、彼も一般社会においても大きな権威を持ち、社会の見張り塔のような役割をも果たしていたのです。

 聖マクシムスの模範と教えは、現代世界に生きる私たちにも、市民の一人として社会的責任や任務をキリスト者の福音の精神に沿って果たしながら生きていく義務を思い起こさせてくれるのです。

 

 

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