教皇庁内で行われている高位聖職者対象の四旬節の黙想会は、この日で3日目を迎えた。
黙想会は、「神との新しい永遠の契約に奉仕する教会」というテーマで、イタリア・ノヴァラ教区のレナート・コルティ司教の指導のもと、19日まで行われている。
1日の黙想は、通常午後と午前の2部に分かれる。この日コルティ司教は、神とその民との契約は自由で無償であるが、神はご自分が人間の心に働きかけたように、人間の自由から来る神への返答を待っておられると述べ、神への答えとしての忠実さと奉仕とは何かを、モーセやマリアなど、旧約・新約聖書の登場人物の信仰の態度から探った。
教皇ヨハネ・パウロ2世は、黙想会が続く1週間は、祈りに専念するため公務は行われない。従ってこの日、水曜恒例である一般謁見は行われなかった。
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