ローマの教皇庁立大学で、エクソシズムを専門とするコースが開講した。
教皇庁立レジーナ・アポストロールム大では、このたび、悪魔崇拝の実態、悪魔祓い、解放の祈りなど、エクソシズムに関する知識を深める講座を17日からスタートさせた。
受講の対象となるのは、司祭および、司祭になる準備を進めている生徒ですでに神学の修士号を取得した者に限る。
この講座では、神学的観点からはもとより、社会学、司牧、霊性、典礼、科学、医学、法学の観点からも研究に光を当てるほか、若者たちの音楽、雑誌、ビデオゲーム、インターネットの世界も学究の対象とする。
コースの教授陣の一人で、人間学専門のチェチリア・ガット・トロッキ教授は、この講座の開講理由として、オカルティズムへ傾倒する若者たちの増加と、それが社会や文化に与える影響への懸念を挙げている。
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