教皇ヨハネ・パウロ2世の新しい著作『記憶とアイデンティティ』(リッツォーリ出版)が、イタリアで先行発売された。
同著は、これまで発表された教皇の個人的な作品としては第5作目となる。
その内容は、1993年の教皇と2人のポーランド人哲学者、クリズトフ・ミカエルスキ、ヨセフ・テシュナー両教授との20世紀をめぐる対話から、1981年5月13日の教皇暗殺未遂事件についての教皇秘書スタニスラオ・ジビッチ大司教との会話まで、全体主義、ナチス、戦争など前世紀の出来事を回想しつつ、民主主義、自由、国家、文化、人権、いのち、善と悪の概念などについて考察している。
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