教皇ヨハネ・パウロ2世は、5日、バチカンで行われたヨーロッパの大学生の集いにメッセージをおくられた。
今年8月に開催される「世界青年の日(ワールドユースデー)ケルン大会」への準備の一環として、ヨーロッパ司教協議会の主催で行われてきたこの集いは、今年で3回目を迎えた。
「キリストに出会う道としての学術研究」をテーマとした今集会には、欧州各国からの大学生が多数参加、ブカレストやキエフ、リスボン等の会場からの中継も交えて行われた。
サンドリ大司教によって代読されたメッセージの中で教皇は、東方三博士がしるしを洞察する知性と神秘の賛美へと導く信仰の両方をもってベツレヘムへ向かったように、信仰と理性は矛盾するものではなく、キリストへ、神と人間の真理へと導く2つの翼であると説かれ、熱心な研究生活の中で信仰を生き生きと育むよう、学生らに励ましをおくられた。
![]() |
|||
|