24日、聖木曜日の午後、「聖なる過ぎ越しの3日間」に入り、バチカンの聖ペトロ大聖堂で「最後の晩餐」のミサが行われた。
このミサでは、教皇ヨハネ・パウロ2世のメッセージが司式者のアルフォンソ・ロペス・トルヒッリョ枢機卿によって読み上げられた。
聖木曜日に記念される主の晩餐のミサは、キリストが最後の晩餐の中で聖体とミサ聖祭、司祭職を制定したことを思い起こすもの。
教皇はメッセージで、聖体に捧げられたこの年、聖体の秘跡の意味を思い、神聖な最高の神秘に信仰をもって近づくよう信者らを招かれた。
ミサの中では、キリストが最後の晩餐の前に、愛と奉仕の模範として自ら弟子たちの足を洗ったことにちなむ「洗足式」も行なわれ、トルヒッリョ枢機卿は身を屈め、祭壇の前に並んで腰掛けた12人の聖職者の足を洗った。
続く25日、聖金曜日の夕方は、聖ペトロ大聖堂でキリストの受難と死を思い起こす主の受難の記念がジェームス・フランシス・スタッフォード枢機卿によってとり行われ、みことばの祭儀、十字架の崇敬、聖体拝領が行われる。
さらに夜、ローマ市内のコロッセオで、イエスの死刑宣告から十字架上の死、埋葬までの主の受難の様々な場面を黙想し祈る信心業「十字架の道行き」がカミッロ・ルイーニ枢機卿の指導で行われる。
→ 主の晩餐のミサ・教皇メッセージ
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