教皇ヨハネ・パウロ2世は、21日、国際大学会議「UNIV2005」に参加の学生らにメッセージをおくられた。
UNIVは、毎年聖週間中にローマで開催される、大学生の精神的形成を目的とした会議。イタリアの大学生たちの自発的な集いとして1968年に発足、しだいに国際的な出会いの場として成長した。
この日、バチカンのパウロ6世ホールには世界50カ国の230大学から約4千名が集い、レオナルド・サンドリ大司教が代読する教皇のメッセージに耳を傾けた。
教皇はメッセージの中で、「文化の創出、音楽の表現」という会議のテーマに触れられ、音楽を含め様々な芸術表現は人間を神に近づける特別な力を持つ一方で、時には神の計画とは異なる人間、愛、幸福についての概念を伝えることもあると指摘され、健全な認識力と強く深い精神性を養う必要を若者たちに示された。
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