教皇ベネディクト16世は、11日、水曜恒例の一般謁見を行われた。
好天のもと、バチカンの聖ペトロ広場には、およそ1万7千人の巡礼者が集った。
謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、晩の祈りの考察として、新約聖書・ヨハネの黙示録15章3〜4節の讃歌が取り上げられた。
同讃歌は、全能の神、主の偉大な業と正しい裁きをたたえるもの。
教皇は「審判と救い、そして何よりも希望の書」である黙示録の中で、この讃歌が人間の出来事に無関心ではなく、ご自分の道、計画を実現させながら人間の歴史の中で働く神の崇高な力を歌っていると説明された。
また、教会の暦で翌々日の13日、ファティマの聖母を記念することから、教皇は謁見後半の巡礼者への挨拶で、聖母に信頼しそれぞれの必要なことを願うようにと述べられた。
→ 教皇一般謁見・カテケーシス
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