教皇ベネディクト16世は、15日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で司祭の叙階式をとり行われた。
カトリック教会の暦で聖霊降臨を迎えたこの日、聖堂内は聖職者らの燃えるような赤色の祭服で一杯になった。
ミサの中で教皇は21人のローマ教区の助祭を司祭に叙階された。
説教で、「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20,19)という復活したキリストの挨拶は、天と地を結ぶ平和の橋と述べられた教皇は、この言葉に続いて聖霊と共に赦しの恵みを与えるイエスに注目され、教会はキリストが与える「赦し」と「赦す力」をもってあらゆる分裂を克服しなければならないと呼びかけられた。
そして平和の挨拶と共にご自分そのものを与えられるキリストを思いつつ、司祭職において聖体の秘跡の神秘を深く生きるよう、叙階対象者らを励まされた。
説教に続いて、教皇は叙階式をとり行われ、新司祭の誕生の喜びを他の聖職者や、すべての会衆と共に分かち合われた。
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