教皇ベネディクト16世が、21日、定期訪問で訪れたルワンダの司教らとお会いになった。
同司教団のバチカン訪問は、1998年以来。
1994年の大虐殺から10年を経過し、昨年犠牲者の追悼式典を行ったルワンダだが、多数の寡婦や孤児の深刻な生活苦、他国から帰還した難民の困難な社会復帰など、虐殺の影響はいまだ大きいほか、一般に蔓延する貧困とエイズなどさらに多くの課題を抱えている。
司教らへの挨拶で教皇は、ルワンダの教会が復活のキリストの与える希望に支えられ、困難に負けず、兄弟愛、真理、正義といった福音の価値の上に国の再興を目指して欲しいと励まされた。
また、同国の未来を担う青少年に希望の言葉を託されると共に、司祭の積極的育成を期待された。
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