教皇ベネディクト16世は、24日夕方、バチカン市国内にあるテウトニコ神学院を訪問された。
サンタ・マリア・イン・カンポサントのテウトニコ神学院(テウトニコ=「チュートン人の」の意)は、1876年、教皇ピオ9世の命によって創立され、当時ビスマルクによるカトリック弾圧に追われた若い聖職者らを受け入れていた。
聖ペトロ大聖堂の脇にあるドイツ人・フランドル人のための古いカンポサント(墓地)を囲むように建つこの神学院は、現在もキリスト教考古学と教会史を専攻研究するドイツ人司祭に開かれ、内部には中世初期キリスト教美術を中心とした小さな博物館と、貴重な蔵書で知られる図書館を擁している。
同神学院で大変温かな歓迎を受けられた教皇は、関係者と共に祈りの時を持たれた。
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