教皇ヨハネ・パウロ２世のユネスコ訪問から、２日で25周年を迎えた。
故教皇がフランス司牧訪問の折、パリのユネスコ本部（国連教育科学文化機関）を訪れたのは、1980年６月２日のこと。
同本部で教皇は、人類を真の意味で守り発展させ、平和、人間の尊厳、民族間の和解を推進するための、文化・教育・科学の分野における努力を訴えられた。
故教皇ユネスコ訪問２５周年を記念したこの日、教皇ベネディクト16世はユネスコで開かれた「文化・宗教・自由」をテーマにした対談会に出席中のジャン・ルイ・トーラン枢機卿に書簡を送られた。
この書簡で教皇は、人類と人間の尊厳に対するヨハネ・パウロ２世の偉大な貢献を思い起こされた。
また、「教育と文化はすべての人間の権利」と強調された教皇は、最も貧しい国々の人々にこれらの権利が保証されるまで、知性のエネルギーを総動員しなければならないと記された。
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