教皇ベネディクト16世は、3日、ポーランド・クラクフの大司教に、教皇官邸管理室室長補佐のスタニスラフ・ジビッシュ師を任命された。
この任命は、現クラコフ大司教、フランチシェク・マカルスキ枢機卿の定年引退を受けてなされたもの。
ジビッシュ大司教は、長年にわたり教皇ヨハネ・パウロ2世の個人秘書だったことで知られる。
同師は1939年、ポーランドのラバ・ウィズナの生まれ。1963年、当時クラコフ大司教だったカロル・ボイティーワ師(後の教皇ヨハネ・パウロ2世)より司祭に叙階される。1966年から78年までクラコフ大司教秘書。1978年、ボイティーワ枢機卿がヨハネ・パウロ2世として教皇に選出されたのに伴い共にローマに赴き、以後2005年の教皇逝去まで個人秘書を務めた。1998年、司教叙階と共に、教皇官邸管理室室長補佐に任命される。2003年より大司教。
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