教皇ベネディクト16世は、19日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。
集いの説教で、翌20日が「世界難民の日」であることを紹介された教皇は、キリスト教共同体が難民に手を差し伸べ、関心と愛を示し、やむをえない事情で遠く故国を離れた人々を具体的な連帯行為をもって温かく受け入れるよう呼びかけられた。
そして、そのためにも聖体の秘跡への積極的な参与によって、キリストの生活スタイル、すなわちに特に弱い人や恵まれない人々に心をこめて奉仕する生活スタイルを養うよう、信者らを招かれた。
ヘロデ王の迫害のもとエジプトに避難した聖家族の難民としての苦しみを思い起こされた教皇は、難民としての状況に置かれている人々や子供たちを聖母マリアに託して祈られた。
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