「カトリック教会のカテキズム要綱」が、今月28日に発表される。
同要綱は、1992年に公布された「カトリック教会のカテキズム」をより活かすことを目的に編纂されたもの。
教皇ヨハネ・パウロ2世は2003年、当時教理省長官であったラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト16世)を責任者とした要綱準備特別委員会を設置、以来完成に向け綿密な作業が続いていた。
このたび完成した要綱は「カトリック教会のカテキズム」の内容にある信仰と道徳をそのままに、より簡潔化・対話化している。
教皇ベネディクト16世は28日、荘厳な典礼を通してこの要綱を公布され、翌29日の使徒聖ペトロ・パウロの大祝日をもって普及が開始される。
「要綱」はバチカン出版局とサン・パウロ出版の共同出版により刊行される。各国語の翻訳・出版は、今後各国の司教協議会を通じて行われる。
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