教皇ベネディクト16世は、30日、東方正教会コンスタンティノープル総主教バルトロメオ１世派遣の使節とお会いになった。
同使節は、29日行われた使徒聖ペトロ・聖パウロの祝日のミサに参列するためバチカンを訪れていた。
同総主教庁は聖ペトロ・聖パウロの祝日にバチカンに使節を送り、バチカンが聖アンドレアの祝日に同総主教庁に使節を派遣することで、毎年両者の友好を深めている。
教皇は使節への挨拶で、先任教皇パウロ６世とヨハネ・パウロ２世の教会一致への熱意と努力、その実りを思い起こされ、カトリックと東方正教会がまだ残っている不理解と分裂をすべて乗り越え、共に一致の道を歩み続けることを強く望まれた。
また教皇は、神学的研究と対話を通して両者の相違点を明らかにし、複雑な問題の解決に前向きかつ真剣に取り組むことに意欲を示された。
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