ロンドン同時テロ:
教皇、テロ犯に呼びかけ
「神が愛するのは命」
(2005.7.10)


 

 教皇ベネディクト16世は、10日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

 集いの中で教皇は、7日(木)のロンドン連続多発テロの犠牲者と負傷者、その家族らのために祈るよう招かれた。

 さらに、「主がテロ犯の心に触れるように」とも祈られた教皇は、憎しみの感情を煽り、恐ろしいテロ行為に及ぶ者たちに対し、「神は、ご自分が創造されたものの死ではなく、命を愛される」と述べ、神の名のもとにテロ行為をやめるよう呼びかけられた。

 祈りの前の説教で教皇は、翌11日がヨーロッパの保護者、聖ベネディクトの祝日であることに触れ、同聖人の生涯とその霊性を紹介された。

 聖ベネディクトは、480年頃、イタリアのノルチャに生まれた。スビアコでの隠修生活を通してキリストの愛に基づいた兄弟愛的共同体を形成し、祈りと労働の生活形態を始め、さらにモンテカッシーノにおいて修道生活の規則を起草することでそれを完全なものとした。

 教皇は同聖人のこうした生涯を振り返ると共に、「神の追求」を目的に、「キリストの愛に何ものをも優先させてはならない」という姿勢を修道生活で貫いたその霊性を人々に示された。

 集いの最後に教皇は、休暇として翌日から北イタリアのヴァル・ダオスタに向われ、教皇ヨハネ・パウロ2世も何度も宿泊された山の家に滞在されることを告げられ、「またお会いしましょう」と信者らに挨拶された。


 

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