教皇ベネディクト16世は、2日、エジンバラ等で行われた「貧困を過去のものに」運動のイベントにメッセージをおくられた。
この運動は、グレンイーグルスでの主要国首脳会議を機会に、参加国首脳らがアフリカを始めとする世界の貧困問題に真剣に取り組むよう呼びかけるもので、ロンドンやエジンバラで行進やコンサートが行われたほか、日本を含む世界各国でもコンサートが開催された。
教皇はエジンバラ大司教のキース・パトリック・オブライアン枢機卿宛てのメッセージで、「究極の貧困に苦しむ多くの兄弟姉妹たち」を思い集ったこれらのイベント参加者に励ましをおくられた。
そして、世界で最も豊かな国々の国民は貧しい国々の負債軽減の負担を引きうける準備ができていなければならないと記された教皇は、世界の富を最良の形で分配できるようにとサミット参加者にアピールされた。
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