豊かに注がれる神の恵み
エフェソの信徒への手紙解説
教皇一般謁見
(2005.7.6)

 

 教皇ベネディクト16世は、6日、水曜恒例の一般謁見をバチカンで行われた。

 夏空の下、バチカンの聖ペトロ広場で行われた謁見には、世界各国の巡礼者約2万人が訪れた。

 謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、夕べの祈りの考察として新約聖書・エフェソの信徒への手紙1章3〜10節の讃歌が取り上げられた。

 この讃歌では、キリストにおいて私たちの上に豊かに注がれる神の恵みが語られる。

 教皇は、その御子において私たちを選ばれた神の恵みの働きは聖性への呼びかけ、神ご自身の愛の生命への参与への呼びかけであると話された。

 そして、私たちは多くの兄弟たちの長子であるキリストに一致し、互いに兄弟姉妹となることで御父の養子となり、神を大変親しい名前「アッバ」と呼ぶ特権を与えてくださる、その恵みの豊かさ、偉大な救いの計画を説かれた。

 教皇は今月11日から28日まで、北イタリア、ヴァル・ダオスタで休暇を過ごされるために、今回の水曜一般謁見は休暇前では最後のものとなった。同地滞在中は、一般謁見は行われず、その再開は8月3日(水)を予定している。

 巡礼者への挨拶で教皇は、若者たちにこの夏に人間的・宗教的に有意義な体験を期待され、お年寄りや病者には夏の期間も傍に友人・家族の存在が欠けることのないようにと願われた。

 また、この日会場には「一つのヨーロッパのために」と題した聖火リレーの参加者の姿が見られた。平和の火はモスクワを出発点に、ドイツ、特に教皇の生家のある町マルクトル・アム・インを通り、この日ローマに到着。一行はこの後最終目的地である、聖ベネディクト生誕の地ウンブリア州・ノルチャに向かう。教皇は欧州にこれからもキリスト教精神を証しして欲しいと、関係者に励ましと祝福をおくられた。

 

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