13日、教皇ベネディクト16世のヴァレ・ダオスタ、レ・コンブでの滞在は、3日目を迎えた。
前もって発表されたとおり、休暇中のため、この日水曜恒例の教皇一般謁見は行われなかった。
教皇の滞在するレ・コンブは、ヴァレ・ダオスタ州、イントロ市の一角にある標高約1300メートル、人口およそ500人の山村。
現在教皇が宿泊中の山荘は、前教皇、ヨハネ・パウロ2世も何度も滞在されたもの。石と木で造られた山荘は、同地に典型的なスタイルで、窓辺は花で飾られている。教皇の滞在に合わせ、今年は新しく敷地内に菜園も整えられたほか、クラシック音楽を愛し、ご自分でもピアノを演奏される教皇のために、山荘の一室にピアノも用意された。
深い緑とアルプスの山々の美しい景観に恵まれたこの山荘で、教皇は休養と祈り、そして読書に時を過ごされているが、教皇の最初の回勅の執筆を進めているともいわれている。
日曜の正午にはアンジェラスの祈りの集いが山荘の敷地内で予定されている。
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