ヴァレ・ダオスタでの滞在も終わりに近づき、教皇ベネディクト16世は連日高地の散策を楽しまれた。
ローマへの出発を28日に控え、教皇は26日午後はボレン、27日午前はピレオ方面に出かけられ、雄大なアルプスの山々を展望された。
今月11日から始まったレ・コンブの山荘滞在で、教皇は自然に恵まれた静かな環境の中で祈りと読書に専念され、最初の回勅や、数年前から取りかかっている本の執筆を進められたと言われる。また、日曜日のアンジェラスの祈りや度々の外出の際には、人々との温かい交流を持たれ、25日には地元の聖職者らと司牧問題や司祭職のあり方などについてじっくりと対話された。
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