教皇ベネディクト16世の兄ゲオルグ・ラッツィンガー師は、入院先のローマ市内の病院から、6日朝、退院した。
ゲオルグ師は不整脈の症状を訴え3日にジェメッリ病院に入院、翌4日心臓ペースメーカーの埋め込み手術を受けた。
5日午後、教皇はジェメッリ病院を訪れ、兄ゲオルグ師をお見舞いされた。教皇とゲオルグ師は穏やかに言葉を交わし、教皇は病室を後にされた後、「兄は元気です」と笑顔で人々のお見舞いの言葉に感謝を表された。
教皇はこの後、病院内の礼拝堂で祈りの時を持たれた。教皇の思いがけない訪問に、病院のホールは人だかりとなり、入院患者や見舞い客たちも病室の窓から教皇に手を振った。教皇は子どもたちの手を取り、人々に挨拶をおくりながら、病院を後にしカステルガンドルフォに戻られた。
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