教皇ベネディクト16世は、ケルンに到着された18日の午後、ライン川の船上で、若者たちの主催する歓迎式に臨まれた。
夕方、5大陸を代表する若者たちのグループと大型の遊覧船に乗り込まれた教皇は、ライン川を走行しながら、青年たちとの最初の交流をもたれた。
教皇を乗せた船は日暮れのケルン市内をゆったり流れるライン川を行き、川岸では何万という参加者らが教皇を歓迎して手や国旗を振りつづけた。甲板で若者たちに囲まれていた教皇も立ちあがり、身を乗り出すように長く手を振りつづけられた。
船上では参加者の男女2人と、ドイツ司教協議会会長のレーマン枢機卿の歓迎の挨拶に続き、福音朗読が行われた。その合間には若者たちからなる演奏団とコーラス隊が聖歌やWYDのテーマソングを奏でた。
船は10キロほどライン川を走行し、途中、沿岸の大きなはしけに停船。教皇は川岸に鈴なりとなった若者たちに船の上から各国語で挨拶をおくられた。
やがて船は大聖堂に近いはしけに到着。教皇は若者たちと共に大聖堂に向われ、祈りの集いをもたれた。
![]() |
|||
|