故教皇ヨハネ・パウロ2世とローマの町の長きに渡る強い絆を振り返る企画展が、間もなくローマで開かれる。
「ヨハネ・パウロ2世とローマ」と題されたこの展覧会は、ローマ教区とローマ市役所の共催で行われるもの。
展示は8つの部門に分かれ、教皇ヨハネ・パウロ2世の生涯の様々な時期を、写真やビデオ、思い出の品々を通してたどることができる。中でも、ローマの300の小教区訪問に代表されるように、教皇とローマ市民たちとの感動的な触れ合いの数々が豊かに記録される。
また、教皇の登位から帰天までを思い起こすものとして、コンクラーベ(教皇選挙)の際に使用された投票容器や投票用紙から、教皇が使用していた司教杖、封印用の判、そして、葬儀の際に棺の上に置かれた聖書まで、貴重な品々も展示される。これらは、同教皇の死後、初めてバチカンの外にもたらされることになる。
同企画展の開催期間は、今月22日から来年1月8日まで。会場はローマ市内のヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂の中央展示室で、入場は無料。
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