教皇庁諸宗教対話評議会(議長:マイケル・ルイス・フィッツジェラルド大司教)は、来月初旬に祝われるイスラム教のラマダン明けの大祭に先立ち、イスラム教関係者に宛てたメッセージを発表した。
イスラム教の断食月、ラマダンの期間は、各国によってやや異なるが、今年は多くの所で10月4日前後から始まり、約30日間続く。
カトリック教会は、毎年ラマダン明けの祝いに向け、各国の教皇大使を通じてイスラム国政府に友好のメッセージを託している。
今年のメッセージは、特に、イスラム教共同体との誠実で深い対話の必要を強く説いた故教皇ヨハネ・パウロ2世を思い起こす内容となっている。
メッセージは、同教皇の在位中の諸宗教対話への努力、また、多くのイスラム教関係者やイスラム国政府代表が参列したその葬儀などを振り返りながら、教皇ベネディクト16世と共に、カトリック教会はこれからもキリスト教徒とイスラム教徒との対話・協力・友好の道を歩み、共に正義と平和のために働いていきたいと記している。
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