教皇ベネディクト16世は、バチカンで12日、水曜恒例の一般謁見を行われた。
穏やかな日差しのもと、聖ペトロ広場で行われた謁見には、日本を含む世界各国からおよそ5万人の巡礼者が詰め掛け、会場を活気付けた。
謁見中の教皇によるカテケーシスでは、夕べの祈りの考察として、旧約聖書・詩編第122番が取り上げられた。
詩編122は、「都に上る歌」といわれるエルサレムへの巡礼歌の中でも最も美しいものの一つ。
教皇は、詩編の中でイスラエルの信仰と礼拝における一致の中心、正義と連帯、平和の都として描かれるエルサレムに光を当てられ、それをキリストの愛を土台に据えられた聖なる教会の神秘、天上のエルサレムの姿と重ね合わされた。
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