教皇ベネディクト16世は、29日午前、ローマの東50キロのメントレッラ聖母巡礼聖堂を訪問された。
メントレッラの「恵みの聖母巡礼聖堂」はティヴォリ教区に属し、グアダニョロ山(標高1218メートル)の近くの断崖の上に立つ。
この巡礼聖堂は、ヨハネ・パウロ2世が教皇になる前に何度も訪れていたことで知られる。故教皇は、登位直後の1978年10月29日にもローマの外への初めての訪問先としてメントレッラを選ばれている。
教皇ベネディクト16世は、故教皇のこの訪問からちょうど27年目にあたる日に同地を巡礼され、ミサを捧げられた。
今回の教皇の私的な巡礼は、前もって公表されなかったこともあり、この日、同巡礼聖堂に居合わせた人々は、教皇の突然の訪問に驚きと感動を表していた。
同地で祈りの時を持たれた教皇は、午後、バチカンにお戻りになった。
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