教皇ベネディクト16世は、死者の日を記念した２日の夕方、バチカンの聖ペトロ大聖堂地下に赴かれ、先代教皇らの墓前で祈りを捧げられた。
聖ペトロ大聖堂の本堂の下には、「グロッタ」と呼ばれる地下聖堂があり、歴代の教皇らが葬られている。今年４月に逝去されたヨハネ・パウロ２世の墓もこのグロッタの一角にあり、毎日巡礼者らの列が絶えることがない。
地下聖堂を訪れた教皇は、「バチカンのグロッタに葬られたすべての人たち、ヨハネ・パウロ２世はじめ、普遍の教会の司牧に奉仕したすべての教皇たちを神の憐れみに委ねます。彼らが永遠の天の典礼に加わることができますように」と祈られた。
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