教皇ベネディクト16世は、10日正午、アルバニアのサリ・べリシャ首相を迎えられた。
べリシャ首相と個人会談の後、教皇は、首相の夫人および随行のアルバニア政府関係者に挨拶された。
この出会いで、べリシャ首相は教皇にアルバニア出身のコルカタ(カルカッタ)のマザー・テレサの小さな銅像を贈呈した。これはマザー・テレサの名を冠するティラナ空港に設置予定の銅像の縮小レプリカだという。
また、教皇との会見前に、べリシャ首相はバチカン放送局を訪問、アルバニア政府から贈られる「マザー・テレサ賞」を当放送局に授与した。
「マザー・テレザ賞」は、1991年に当時のアルバニア大統領ラミズ・アリア氏が創設したもので、同国に対する特別な支援、また人間的・精神的・文化的価値の普及、宗教・民族間の平和的共存と対話のために貢献した人・団体に与えられる。
べリシャ首相は賞の授与式で「バチカン放送局の声はいつも真実の声だった。アルバニア国民が自由に話せなかった時代、貴重な真実を伝えてくれた」と、バチカン放送局の50年以上にわたるアルバニアへの放送を通しての貢献を受賞理由として掲げた。
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