創造された世界の美しさに
神の愛を見る
教皇一般謁見
(2005.11.9)

 

 教皇ベネディクト16世は、9日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 晴天のもと、会場の聖ペトロ広場には、およそ2万5千人が訪れた。

 謁見中の教皇によるカテケーシスでは、継続中のテーマである夕べの祈りの考察として、旧約聖書・詩編第136番の前半が取り上げられた。

 詩編136番は、ユダヤ教の過ぎ越しの典礼における荘厳な賛歌。先唱者の主に「感謝せよ」という呼びかけに、人々は「慈しみはとこしえに」と繰り返し賛美を捧げる。

 教皇はまず、「慈しみはとこしえに」という繰り返し部分に注目され、中心となる「慈しみ」という言葉は元来ヘブライ語の聖書的表現で主とその民の契約を意味する「ヘセド」であり、従ってこの言葉は、誠実、忠誠、愛、慈しみという、神と民との関係における態度にも解釈されると説明された。

そして、このような関係の中で、神は民の苦痛に動じない厳しい神でも、難解で謎めいた存在でもなく、創造したものを愛し、見守り、導き、その民の不誠実に苦しむ神であると述べられ、こうした偉大な神の愛とそのメッセージを、詩編作者は森羅万象や歴史の出来事の中に見出していると話された。

最後に教皇は、神の創造の御業の神秘に対する驚きを表すものとして、「神は望み得るすべての美に勝る美、すべての始めの始め、生命の泉、理解の光、近づき得ない知恵」という、教父大聖バジリオの言葉を紹介された。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

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