ヨハネ・パウロ2世描いた映画
バチカンで上映会
(2005.11.18)

 

 故教皇ヨハネ・パウロ2世の生涯を描いた映画の先行上映会が、17日夕、バチカンで行われた。

 教皇ベネディクト16世出席のもとパウロ6世ホールで催された上映会には、制作スタッフや教会関係者をはじめとするおよそ6千人が参加した。

 「ヨハネ・パウロ2世」とタイトルされたこのフィルムは、TV用長編作品として、イタリア国営放送RAIと国内の制作会社が、欧州諸国のTV局と米国CBSの協力を得て制作したもの。監督はジョン・ケント・ハリソン、米俳優ジョン・ヴォイトがヨハネ・パウロ2世の役を演じる。イタリアでは11月末にTV放映が予定されている。

 ストーリーは、ナチス・ドイツ占領下のポーランドにおける青年時代から、共産体制下での聖職者としての道、教皇選出、在位中の様々な出来事、病気による困難の日々と、今年4月の帰天に至るまでの同教皇の生涯が、20世紀の激動の歴史を背景に語られていく。

 映画の制作過程では、生前のヨハネ・パウロ2世をよく知るナヴァロ・ヴァロス広報局長や元教皇秘書スタニスラウ・ジビッシュ大司教らも協力、教皇の生活の細部やいろいろなエピソードも描かれている。

 各シーンには、同教皇の生涯を取り巻く様々な人々が登場。物語の進行中、ヨハネ・パウロ2世がラッツィンガー枢機卿(現教皇)に教理省長官の任務を託すシーンに至ると、会場には盛んな拍手が沸き起こった。

 作品の上映後、教皇ベネディクト16世は制作関係者や出演者らに挨拶をおくられ、「世界と教会にこれほどにも人間的かつ霊的な教皇を与えてださった神に対して、深い感謝を新たにしました」と感動を表された。

 

 

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