教皇、バチカンの科学アカデミーを訪問
(2005.11.21)

 

 教皇ベネディクト16世は、21日、教皇庁立科学アカデミーおよび同社会科学アカデミーの関係者とお会いになった。

 バチカンの科学アカデミーは、1603年に設立されたリンチェイ・アカデミーを起源とする。1847年、福者教皇ピオ9世が教皇庁立新リンチェイ・アカデミーとして再構成、1887年、レオ13世による拡大を経て、1936年にはピオ11世が「教皇庁立科学アカデミー」として現在の形に整えた。

 一方、教皇庁立社会科学アカデミーは、教皇ヨハネ・パウロ2世によって1994年に設立された。同アカデミーは、今月18日から定期総会を開催、「社会科学における人間の概念化」をテーマに発表や討議を行った。

 教皇はこの日、両アカデミーの本部が置かれているバチカン庭園内の「ピオ4世のカシーナ」を訪れ、関係者らとの出会いを持たれた。建築家ピッロ・リゴーリオが手がけたこの小別荘は、ルネッサンス後期の建築・装飾様式をそのままに伝える貴重な建物として知られる。

 教皇は総会に出席した会員らへの挨拶で、人間という概念は社会体系の中に人間個人それぞれを位置付ける上で基本となるものであり、教会の社会教説は、キリスト教的視点を通してこの分野の研究に豊かな貢献をすることができるだろうと述べられた。

 また、この席で教皇は、キリスト教倫理と社会科学思想を結びつけたヨハネ・パウロ2世の大きな功績を思い起こされた。


 

 

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