教皇ベネディクト16世は、28日、スーダンの教会関係者とお会いになった。
この日、バチカンを訪れたハルトゥーム大司教のガブリエル・ズベール・ヴァコ枢機卿はじめ、数人の司教らに対し教皇は、スーダンの平和構築におけるカトリック教会の一層の貢献を願われた。
スーダンの内戦後、新憲法の制定は国民に希望をもたらしており、今こそ多くの障害を乗り越え国家再興を目指す時と話された教皇は、教会は諸宗教対話や、大いに必要とされている社会支援を通して、同国内の和解と平和のプロセスに積極参加するよう励ましを与えられた。
教皇はダルフール州の困難な状況に対し、人々に基本的人権と治安が保証されるよう国際共同体のさらなる働きが必要であるとし、教皇庁としてもできるかぎりの協力をしたいと約束された。
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