被造物のそばに留まられる神
詩編139解説
教皇一般謁見
(2005.12.14)

 

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで14日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 穏やかな天候となったこの日の午前中、会場の聖ペトロ広場には参加者およそ1万8千人が訪れた。

 謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、夕べの祈りの考察として旧約聖書・詩編第139番の前半が取り上げられた。

 詩編139は、明快な美しさと強い感動をもって、どこにでも存在しあらゆることを熟知している神を賛美している。

 教皇は、この詩編のメッセージを「神はすべてを知り、その被造物のそばに留まられ、何をも見逃すことがない」と要約されつつ、その中において、神は悪に対しては厳しい目を向けられるが、その存在は重くのしかかる監視的なものではなく、すべてのもの・歴史を包み込む救いをもたらす存在として描かれていることを強調された。

 謁見の終わりの参加者への挨拶で、この日教会暦で記念される十字架の聖ヨハネを思い起こされた教皇は、同聖人が「神の叡智を真に望む者はまず何よりも十字架の厚みの中に入ることを望む」ということを私たちに思い出させつつ、イエス・キリストの中に隠された神秘に心のまなざしを向けるよう招いていると述べられ、こうした気持ちを持って近づいてきた降誕祭への精神的準備をするように勧められた。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

 

 

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