「創ることの大切さ」
教皇、バチカンの作業員らに感謝の言葉
(2005.12.23)

 

 教皇ベネディクト16世は、23日、教皇官邸の改装工事に関わった職員らに感謝の言葉をおくられた。

 バチカン宮殿の一角にある教皇の住居部分は機能改善の面などからこのたび数十年ぶりに改装に着手、夏頃から始まった工事はおよそ3ヶ月で終了した。

 この日、教皇は工事に携わったバチカンの職員・作業員らを招き、心からの感謝を述べられた。

 職員らとの出会いは家庭的な雰囲気にあふれ、教皇は「今、新しい本棚の中には私の本も並んで、まるで友だちに取り囲まれたような気持ちです」と喜びを表された。

 教皇はさらに創ることの聖書的意味について、原稿なしで小さな講話をされた。

 この中で教皇は特に工事作業員たちに向けて、「主キリストの公的生活に入られる前の職業は「テクトン」、これを私たちは通常「大工」と訳していますけれども、これは実は単なる大工というよりも、一軒の家を建てるために必要なすべての職能を身につけた職人のことを指します。つまり、この意味で、皆さんは私たちの主キリストの同業者というわけです」と話された。

 そして、「古代ギリシャの世界では知的作業だけが人間に値する仕事とみなされ、手仕事はすべて奴隷に負わされていました。聖書の世界ではそれは完全に異なります。聖書の中で創造主は、まさに手を使い、頭と心を用いて働く人間の模範として登場するからです」と指摘された教皇は、創造主に倣い、創造主に与えられたこの世界をよりよいものとして創り出していきましょうと招かれた。

 

 

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