教皇ベネディクト16世は、30日正午バチカンで、世界各国の教会で活躍する聖歌隊の子どもたちとお会いになった。
この日、パウロ6世ホールには、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの13カ国から訪れた85の聖歌隊の少年少女らおよそ4500人が集合、清らかな歌声を会場いっぱいに響かせた。
この子どもたちは、ここ数日ローマで開催された少年聖歌隊国際連盟の集いに参加していた。同連盟は、合唱を通しての「典礼への奉仕」を目的に1944年に創立されたが、少年聖歌隊そのものの歴史は古く、教皇聖大グレゴリウスがラテランの聖ヨハネ大聖堂とバチカンの聖ペトロ大聖堂付きの合唱団を創立したのが紀元であると一般に伝えられる。
教皇は子どもたちへの言葉で、「皆さんは神の民が尊厳をもって祈ることができるように助けるという大切な使命を持っています。教会が祈り、歌う時、参加者の信仰は養われ、その魂は賛美のため神に向かって上げられるということを忘れないでください」と呼びかけられ、励ましと祝福をおくられた。
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