2008年、シドニーで開催される世界青年の日(ワールドユースデー)大会に、教皇ベネディクト16世が「聖霊」をテーマとして選ばれたことが明らかにされた。
シドニー大会のテーマは「あなたがたの上に聖霊が降るとあなたがたは力を受け、わたしの証人となる」(使徒言行録1、8)。
これは教皇庁信徒評議会発行の定期刊行物「I CARE」の最新号に発表されたもので、同誌には2008年の大会への準備過程として用意された2006年、2007年の世界青年の日(教区レベル)のテーマも紹介されている。
それによれば、2006年のテーマは「あなたのみことばは、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす光」(詩編119)で、これによって「真理の霊、聖霊は私たちをイエス・キリストに向かわせ、特にみことばを通してイエスとの個人的な出会いを可能にする」というメッセージを伝える。
続く2007年のテーマは「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13、34)で、これを通し「愛の霊、聖霊が兄弟たちの必要に気づかせ、具体的な慈愛の行為をもってみことばを実践するよう私たちを促す」ということを学ぶ。
そして、2008年の大会では、上述のテーマによって「力と証しの霊、聖霊が、私たちに慈愛を育て、私たちを内面から刷新し、福音を告げ証しする力を呼び覚ます」ことを主眼としている。
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