教皇、駐バチカン外交団に新年の挨拶
(2006.1.9)


 

 教皇ベネディクト16世は、9日、世界各国の駐バチカン大使らに新年の挨拶をおくられた。

 バチカンと外交関係のある国は174カ国、これにマルタ騎士団と欧州連合が加わる。この他、ロシア連邦とパレスチナ解放機構も特別使節として代表を派遣している。

 この日バチカン宮殿の広間には正装した大使らが並び、あらたまった雰囲気の中、教皇と新年の挨拶を交換した。

 まず、外交団を代表しサンマリノ共和国のジョヴァンニ・ガラッシ大使が教皇に挨拶を述べ、それを受けて教皇も大使らにフランス語で挨拶をおくられた。

 今年の世界平和の日のメッセージのテーマ「平和は真理のうちに」にあるように、真実の輝きに照らされる人間はおのずと平和への道を歩み始めると述べられた教皇は、現在世界には、周知の、あるいは隠され潜在化した多くの武力闘争が存在するその一方で、多くの個人・組織が平和のための勇気ある忍耐強い努力を続けていることを指摘。

 そして、「正義の中心をなす真理」「自由の権利に基礎と活力を与える真理」「赦しと和解への道へ導く真理」、そして「新たな希望に扉を開く平和」という4つの観点から、真理に基づき平和を構築することの大切さを論じられた。

 また、これらの中で教皇は、重要な課題として聖地におけるイスラエルとパレスチナの平和的共存、テロリズムの否定、信教の自由の擁護、レバノン・イラク・アフリカ湖水地帯・スーダンのダルフール地方などにおける和解、軍事費の削減、人間の尊厳の擁護と困難にある兄弟姉妹たちへの連帯などを訴えられた。

 

 

 

 

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