教皇ベネディクト16世は、13日、教皇付きの「セディアーリ」の人々に新年の挨拶をおくられた。
「セディアーリ」とは、教皇の椅子を担ぐ人々の意で、14世紀にはすでにその存在が記録されている。教皇のお付きとしてのこの伝統ある役職は、現在では椅子を担ぐ習慣がないように、時代と共に仕事の内容を変化させた。特にパウロ6世は時代の要求とキリスト教のメッセージに沿ったできるかぎりの簡素さを重点に各種の儀式とそれに伴う同職務を改革した。
教皇は挨拶の席で、セディアーリの人々がその任務の変化にも関わらず、常に教皇座と深く結び付けられていることを強調され、仕事においても家庭においても模範となるキリスト者としての生き方を心がけるよう、励ましと祝福をおくられた。
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