コンゴ民主共和国の司教らのバチカン定期訪問が始まった。
司教団は地方ごと2グループに別れ、第1班は今月16日から30日まで、第2班は来月1日から14日まで訪問を行う。
同国ではおよそ5千5百万人の人口のうち、カトリック教徒がおよそ50%、プロテスタントが20%を占め、この他、イスラム教や伝統宗教などがある。
カトリック教会は同国内に47の教区を持つ。教皇ヨハネ・パウロ2世はまだ同国がザイール共和国と呼ばれていた時代、1980年と85年の2回、司牧訪問を行っている。
90年代から相次いだ内戦・紛争に深刻な打撃を受けた同国は、現在、暫定政権のもとに、復興に向けての道のりを歩みつつある。こうした状況の下、同国のカトリック教会は内戦中・和平後を通して平和構築へのアピールを繰り返すと共に、その活動を通して社会の再興に積極的に関わってきた。
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