憐れみ深い王である主
詩編145解説
教皇一般謁見
(2006.2.1)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで1日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 会場のパウロ6世ホールは、約8千人の参加者で満員となった。

 謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、継続中のテーマ、夕べの祈りの考察として、旧約聖書・詩編第145番の前半が取り上げられた。

 詩編145では、情け深い愛に満ちた王である主に熱い祈りが上げられる。

 教皇は、聖書の中で「王」というシンボルが、すべての人々を救う神の救いのご計画を表すものとしてよく使用されていることを紹介。

 神の王国は、時に権力や圧迫によって成り立つこの世の王国と異なり、恵みと正義と優しさの支配する王国であると述べられた。

 そして、同詩編の「怒るに遅く憐れみ深い」という言葉を王なる主の姿を最も端的に表すものとして示された教皇は、聖ペトロ・クリソロゴ(金言聖ペトロ)の「神のみ業で最も偉大なのはその憐れみである」という言葉をも引用され、愛である神を観想するよう招かれた。

 後半、イタリアの刑務所の責任者たちからなるグループに挨拶された教皇は、これを機会に個人と社会全体に人の共存の基礎にある倫理と市民法の尊重を呼びかけられた。

 さらに、前日記念した青少年の保護者、聖ヨハネ・ボスコを思い起こされ、若者たちに人生と聖性の師である同聖人に倣うよう、また病者にはいかなる状況においても十字架のキリストに信頼した彼の行き方に学ぶよう勧められた。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

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