バチカン放送局、開局75周年
対話と平和のメッセージを今日も
(2006.2.13)

 

 バチカン放送局は、12日、開局から75年を迎えた。

 教皇ピオ11世(在位1922−39)が、イタリアの電気技術者で、無線通信の発明者グリエルモ・マルコーニ(1874−1937)の協力を得て、バチカン内にラジオ局を開局したのは、1931年2月12日のことだった。

 75年前の寒い冬の午後、バチカン庭園の一角にある小さな送信所をピオ11世は祝福した。マルコーニがロンドンの研究所で製作した当時としては最先端の機械を前に、教皇はマイクを通して教皇庁立の放送局の開局を告げる挨拶をおくった。これがバチカン放送局の誕生であった。

 以来、バチカン放送局は、第2次世界大戦はじめ、冷戦、東西の壁の崩壊など、激動の20世紀の数々の出来事を体験、新世紀の扉を開き今日に至るまで、そのマイクを通して7代にわたる教皇とカトリック教会の声を日々伝え続けてきた。

 バチカン放送局はその国際性でも知られている。同局の使用言語は1950年代から次第に増し、現在では40カ国の言語が使用されている。

 総局長のフェデリコ・ロンバルディ神父は、同放送局の長い歩みを振り返る中で、特筆すべきこととして、第2次大戦中に平和のためのメッセージを伝え、難民や捕虜のための放送を続けたこと、また信教の自由のない国の人々に放送を通して大切なミッションを行ってきたことなどを挙げた。

 そして、インターネットなど通信分野での技術革新が進む今日こそ、ますます情報の質が問われるようになったと指摘する同神父は、通信手段が豊富になる一方で情報の内容が貧しくなる感すらある現代、バチカン放送局は開局の精神から変わることなく、重要で生き生きとしたニュース、深い対話と平和のメッセージを伝えて生きたいと述べた。

vatican radio

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