教皇、ナイジェリアの暴動に
平和呼びかけ
(2006.2.21)

 

 教皇ベネディクト16世は、20日、ナイジェリアの政府・教会関係者に電報をおくられ、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をきっかけとした暴動の犠牲者を悼み、治安と平和の回復を訴えられた。

 18日、ナイジェリア北東部ボルノ州などで風刺画に抗議するデモが暴動化、キリスト教教会、商店、公共施設等が襲われた。同州・マイデュグリ教区のマシュー・マノゾ・ダゴゾ司教の話によれば、この暴動でミシェル・ガイエール神父を含む15人以上が死亡、4つのカトリック教会と共に、他のキリスト教教会関係の施設が放火されたという。

 オッセルバトーレ・ロマーノ紙によれば、ガイエール神父はナイジェリア出身で、マイデュグリ教区ブルンクトゥのサンタ・リタ教会に赴任して1ヶ月だった。同神父は自身が殺害される直前に、教会内にいた従者の子どもたち数人を逃がしたという。

 この後、事態はいったん収まったが、20日、同じく北部のバウチで再び暴動が起こり10人が死亡するなど、緊張が続いている。

  事件を深く悲しまれた教皇は、電報の中でガイエール神父をはじめ暴力の犠牲となった人々の冥福を祈ると共に、治安と平和の保証、法の尊重の推進を呼びかけられた。

 

vatican radio

strumenti di navigazione links & sourcesprofessional servicewho we arethe Pope's voicebroadcasts on demandlive broadcasts

 

 

 

 



















 

 

 

 

 







 


 



 

 

trasmissioni in direttatrasmissioni on demandlink e fontilink e fontichi siamola voce del papa