教皇、ローマ大神学院を訪問
「サントーロ神父の聖性に倣って」
(2006.2.25)

 

 教皇ベネディクト16世は、25日午後、教皇庁立ローマ大神学院を訪問された。

 同神学院は、ローマの司教座聖堂であるラテランの聖ヨハネ大聖堂に隣接している。同神学院に学ぶ神学生は、現在119人で、その平均年齢はおよそ30歳。ローマ教区の神学院だが他教区からの神学生も受け入れている。

 このたびの教皇の訪問は、同神学院の保護者である「信頼の聖母」の祝日を機会としたもの。前教皇ヨハネ・パウロ2世は毎年この日に神学生たちとの出会いを持たれていた。現教皇としてはこれが初めての訪問となるが、かつて枢機卿時代には何回か同神学院を訪れている。

 多くの神学生はじめローマ教区の若者たちに迎えられた教皇は、まず神学院の礼拝堂に入られ、「信頼の聖母」の聖画の前で祈りの時を持たれた。

 続く神学生との集いでは、教皇はこの機会のために特別に作曲された聖ヨセフをテーマとした合唱曲に耳を傾けられた。

 教皇は神学生への挨拶で、キリストの招きに応え「信頼の聖母」の保護の下に司祭職への準備に熱心に取り組むよう願われた。

 そして、先ほど礼拝堂で神学生一人ひとりのために祈りを捧げた時、この神学院で学びキリストと教会への愛のために奉仕した多くの司祭たち、中でも、先日トルコで殺害されたアンドレア・サントーロ神父を思い起こし、「同神父の聖性が皆さんにも与えられるように」と祈ったと述べられた。

 また、素晴らしい合唱曲に感謝を述べられた教皇は、神とマリアの前でりっぱに責任を果たした「正しい人」聖ヨセフの霊性を観想され、主の声に常に注意を払い、その導きに忠実、寛大に従い、ナザレで祈りと労働の隠れた生活をおくったその生き方に倣うよう、未来の司祭たちを励まされた。

 

 

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