教皇ベネディクト16世は、22日、聖ペトロの使徒座の祝日に行われた一般謁見の席で、3月に枢機卿会議の開催を予告すると共に、その際任命予定の15人の新枢機卿の名前を発表された。
教皇はこのたびの新枢機卿の任命をもって、パウロ6世が定めた、コンクラーベ(教皇選挙)投票権を持つ80歳未満の枢機卿定数120人を補うことができると述べられた。
こうして教皇は、まずコンクラーベの有権枢機卿として、以下12人の名を発表された。
1.ウイリアム・ジョセフ・レヴァダ大司教、教皇庁教理省長官
2.フランク・ロデ大司教、教皇庁奉献・使徒的生活会省長官、ラザリスト会
3.アゴスティーノ・ヴァッリーニ大司教、使徒座署名院最高裁判所長官
4.ホルヘ・リベラート・ウロサ・サヴィーノ、カラカス大司教、カプチン会
5.ガウデンシオ・B・ロサレス、マニラ大司教
6.ジャン・ピエール・リカール、ボルドー大司教、
7.アントニオ・カニサレス・ジョヴェラ、トレド大司教
8.ニコラス・チョン・ジンスク、ソウル大司教
9.ショーン・パトリック・オマリー、ボストン大司教
10.スタニスラウ・ジヴィッシュ、クラクフ大司教
11.カルロ・カッファッラ、ボローニャ大司教
12.ジョセフ・ゼン・ゼキウン、香港司教、サレジオ会
また、教皇は模範的な忠実と献身をもって教会に奉仕したことを考慮し、80歳以上の枢機卿として以下の3人を発表された。
1.アンドレア・コルデロ・ランツァ・ディ・モンテゼモロ大司教、城壁外の聖パウロ大聖堂主席司祭
2.ピーター・ポレク・デリー大司教、タマーレ(ガーナ)前教区長
3.アルベール・ヴァンホイエ神父、教皇庁立聖書学院名誉学院長、教皇庁聖書委員会事務局長、イエズス会
教皇は、来る3月24日の枢機卿会議で新枢機卿の任命を行い、翌25日神のお告げの祝日に行われるミサで新枢機卿への指輪の贈呈式などを行うほか、これらの前日23日には枢機卿会のすべてのメンバーを招き、祈りの集いを行うことを告げられた。
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