灰の水曜日:
教皇、聖サビーナ教会で伝統の儀式
(2006.3.2)

 

 教皇ベネディクト16世は、1日、復活祭前の祈りと償いの期間「四旬節」の開始を告げる「灰の水曜日」を迎え、ローマ市内の聖サビーナ教会で伝統の儀式をとり行われた。

 この日の夕方、ローマの7つの丘の一つ、アベンティーノの丘に到着された教皇は、まず聖アンセルモ教会で祈りの時を持たれた後、聖職者や修道者、信者らと共に宗教行列を行われた。夕暮れの丘に連祷や聖歌が厳かに響き渡る中、行列はゆっくりとミサの行われる聖サビーナ教会に向かった

 聖サビーナ教会は、5世紀を起源とし、初期・中世期のキリスト教教会の面影を今日に伝えるバシリカ様式の教会。灰の水曜日に教皇がこの教会で典礼を行うのが長い伝統となっている。ただし、一昨年と昨年はヨハネ・パウロ2世の健康上の理由で、教皇司式の儀式はここで行われていない。ベネディクト16世にとっては、今回が同教会への最初の訪問となった。

 行列と共に到着された同教会で教皇はミサを捧げられ、その中で「灰の式」をとり行われた。

 「灰の式」とは、死と悔いあらための象徴である灰を、額や頭にいただく行事で、その灰には、前年の「受難の主日(枝の主日)」(復活祭の一週間前の日曜日で、キリストのエルサレム入城を記念する日)に祝福されたオリーブや棕櫚の枝を燃やしたものが使用される。

 教皇は聖水で灰を祝別され、その灰を共同司式者のジョゼフ・トムコ枢機卿からまずご自分の額に受けられた。そして、教皇は「回心し、福音を信じなさい」の言葉と共に他の参列者の額にも灰を与えられた。

 

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