ブラジルで開催中の国連食糧農業機関(FAO)の会議で、教皇庁代表は、発展途上国の農業従事者への連帯を強調した。
ポルト・アレグレで6日から10日まで開かれているこの会議では、世界の農業発展をテーマに意見の交換を行っている。
このたびの会議で教皇庁の代表を務める駐ウルグアイ教皇大使ヤヌズ・ボロネク大司教は、農業の世界で重要視されない発展途上国の小規模な農家や職人、その家族らを支援することこそ、社会・経済的また精神的秩序を取り戻し、世界の食糧問題に安定をもたらすことにつながると述べた。
そして、農業従事者の保護は、自然を大切にした農業の発展と、特に人間の基本的人権への配慮の上で大変重要であると、国際社会に農民たちへのさらなる援助を呼びかけた。
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