教皇ベネディクト16世は、20日、カトリック・アルメニア典礼の司教らとお会いになった。
ネルセス・ベドロス19世タルモウニ総大司教をはじめとするカトリック・アルメニア典礼の司教らは、定例司教会議の準備として1週間の日程でバチカンを訪れた。
カトリック・アルメニア典礼に属する信者は東欧を中心に世界におよそ60万人で、司祭約120人が司牧にあたり、修道女約90人が協力してこれを支えている。
教皇は司教らへの挨拶で、アルメニアの教会史中の最大の悲劇として、20世紀初頭のアルメニア人に対する恐ろしい迫害と虐殺を深く受け止められた。
世界に分散するカトリック・アルメニア典礼の信者がその勤勉と尊厳をもって社会の中に溶け込み、福音への忠実を今日も証していることを評価された教皇は、啓蒙者聖グレゴリウスを1700年の歴史を持つアルメニアのキリスト教会の共通の父として、アルメニア使徒教会はじめ他の教会との対話をこれからも進めて欲しいと司教らを励まされた。
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