主のお告げの大祝日を迎えた25日、教皇ベネディクト16世は枢機卿団とミサを捧げられ、この中で前日叙任された新枢機卿一人ひとりに指輪を託された。
透き通った青空が広がったこの日、ミサの行われたバチカンの聖ペトロ広場は、前日の公開枢機卿会議と同様、大勢の教会関係者、信者らで一杯になった。
新枢機卿15人は他の枢機卿らと共に教皇とミサを共同司式し、その中で「尊厳、司牧への熱心、ペトロの使徒座との固い一致」を表す枢機卿指輪を教皇から各自手渡された。
教皇は説教で、指輪の中に「婚姻」の象徴を指摘されながら、御子イエス、そして聖母マリアがそれぞれ神の愛の御旨に「はい」と答えたように、自身の召命への答えを更新し、イエスとその聖なる教会に結ばれその奉仕を通して、マリアとペトロの2つの柱に支えられた教会が最高の価値とする「愛(カリタス)」を証しして欲しいと新枢機卿らに願われた。
![]() |
|||
|